ニュース その他分野 作成日:2019年11月12日_記事番号:T00086831
中華民国全国工業総会(工総、CNFI)の王文淵理事長は11日、工業節(11月11日)の祝賀式典に出席した蔡英文総統の前であいさつし、中国との物品貿易協定の締結に向け、中国側との調整を急ぐことと東南アジア諸国連合(ASEAN)各国との自由貿易協定の締結を求めた。12日付工商時報が伝えた。
蔡総統(左2)。王理事長(右3)は、米中貿易戦争の打撃は深刻で、サプライチェーンが断絶しないよう、政府は具体的な対策を取るべきと訴えた(11日=中央社)
中国との物品貿易協定は、海峡両岸経済協力枠組み協定(ECFA)の後続として、中台間の物品貿易分野での自由貿易協定となるものだが、台湾政局の変化で交渉は中断している。
王理事長は中国が輸出、輸入の両面で台湾にとって最大の貿易相手であることを挙げて、中国との物品貿易協定締結を要求。「産業界は政府が中国大陸と調整を進めるとともに、ASEANなど主な貿易相手国と自由貿易協定を結び、包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP、TPP11)などの地域経済統合への加入も目指し、他国と同等の競争地位を確保すべきだ」と強調した。
これに対し、蔡総統は台商(中国などに進出した台湾企業)によるUターンが150社に上った点などを強調したが、王理事長の要求には直接反応を示さなかった。
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