ニュース 石油・化学 作成日:2019年11月15日_記事番号:T00086900
台湾中油(CPC)は14日、オーストラリア・西オーストラリア州沖のプレリュード浮体式液化天然ガス(FLNG)プロジェクトで産出した液化天然ガス(LNG)が、高雄市の永安港に初めて到着したことを祝うセレモニーを開いた。15日付工商時報が伝えた。
CPCの台湾域内への天然ガス安定供給に貢献する(CPCリリースより)
同プロジェクトはガス田で産出したガスを同州ブルームの北北東475キロメートルの沖に位置するFLNG船で分離、液化処理、貯蔵の上、船積みして出荷するものだ。権益はオペレーターのシェルが67.5%、国際石油開発帝石(INPEX)が17.5%、韓国ガス公社(KOGAS)が10%、CPCの子会社、オーバーシーズ・ペトロリアム&インベストメント(OPIC)が5%をそれぞれ保有している。
現地でのLNGの船積みは今年3月に始まった。CPCへの初の船積み分は11月5日に現地を出発し、12日に永安港に到着した。
台湾はエネルギー安全保障の観点から、蔡英文政権の「新南向政策」とも歩調を合わせる形でLNG輸入先の多角化を進めており、オーストラリアは今年、台湾のLNG輸入先で2位に浮上した。
CPCの権益比率からみて、生産が本格化する2021年にはLNG、液化石油ガス(LPG)、コンデンセートの配分量が年280万バレル相当量となる見通しだ。これにより、CPCの自社権益による石油・ガスの確保割合は18年時点の2.17%から21年には3.43%に上昇する。
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