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南亜科技とファイソン、来年市況を楽観視


ニュース 電子 作成日:2019年11月18日_記事番号:T00086917

南亜科技とファイソン、来年市況を楽観視

 メモリー業界大手は、第5世代移動通信(5G)関連需要などによって、NAND型フラッシュメモリー価格がこの第4四半期は上昇する他、DRAM価格は来年第2四半期に反転するとして、メモリー市況の回復を楽観視している。18日付経済日報が報じた。

 台湾DRAM最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の李培瑛総経理は、DRAM大手の在庫水準は通常水準に戻り、需要も過去数四半期より明るいと指摘。大手スマートフォンへの搭載量が8ギガバイト(GB)へと大幅に増え、来年も増加が見込める他、サーバー用DRAMは、5G時代に入り、ストリーミングサービスや企業向けクラウドなど事業者向けサーバー需要が上昇するとして、長期的な需要が続くとみている。汎用(はんよう)型製品では、主力の個人用パソコン向けの出荷が、下半期は上半期を上回ると予測した。

 NAND型フラッシュメモリーの群聯電子(ファイソン・エレクトロニクス)の潘健成董事長は、NAND型は在庫消化が進んだ他、5Gインフラ関連の整備開始、車載システムの普及率上昇、コンテンツクリエーターなど向けストレージで需要が増えるとして、価格の反転上昇を予想した。