ニュース 社会 作成日:2019年11月18日_記事番号:T00086937
「台湾ナンバーワンモデル」と称されるモデルで女優の林志玲(リン・チーリン、44)と日本のダンス&ボーカルグループ「EXILE(エグザイル)」のメンバー、AKIRA(38)の結婚式が17日午後、林の両親の故郷、台南市で挙行された。
林志玲(右)とAKIRA(左)。真珠をぜいたくにあしらったウエディングドレスはラルフローレンのデザインで100万台湾元(約360万円)近いとされる(17日=中央社)
二人の結婚式は、台南市中西区にある市定古跡、「全台呉姓大宗祠」で午後3時20分ごろに始まった。芸能人などを含む参列者に加え、結婚式を見ようと集まった数百人が見守る中、台湾の伝統にのっとった方式で婚姻の儀式が進められた。
ホテルから式場に車で到着した林志玲は父親の林繁男さんに手を引かれながら場内を進み、新婦を待つ新郎の元まで歩んだ。そこで繁男さんがAKIRAに対し、台湾語で「全てあなたにお任せします」と声を掛けると、そばで聞いていた林志玲の目には涙があふれた。
その後、AKIRAは結婚の宣誓を行い、最後に中国語で「あなたを世界で最も幸せな人にします」と語り、最後に「アイラブユー」と結ぶと周囲から大きな歓声が上がった。
林志玲も宣誓を行い、「幼い頃の思い出に満ちた台南で、かつ両親と同じ場所で伝統的な結婚式を挙げられたことは私にとっても、両親にとっても一生の贈り物となった」と語った。そして、「将来、何があっても私は良平(AKIRAの本名)と一緒に立ち向かいます。私の幸せはずっと良平といることです」と述べ、声を詰まらせると、AKIRAも思わず目元をぬぐった。
感動的な場面を見守った参列者からは「まるで映画のワンシーンのようだった」とため息が漏れた。
なお、台南にゆかりのある代表的なスターの結婚に当たり、同市政府から「嫁粧一牛車」(牛車1台分の嫁入り道具)として、生活に欠かせない米や調味料、寝具、地元の名菓「台南大餅」など地元の名産品12品が贈呈された。
台南の風習である「嫁粧一牛車」は、清朝時代に台湾の中心地だった台南には役人が多く、こうした役人が大切な娘を嫁に出す際、嫁ぎ先で肩身の狭い思いをせずに済むよう、嫁入り道具を牛車に満載して送り出したことがいわれとされる。中には「死ぬまで金がかからない」という意味で「金色の棺おけ」を持たせた時代もあったそうだ。
台南市政府から贈られた「嫁粧一牛車」に、林志玲の父親がお礼をしたためた(台南市政府リリースより)
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