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太陽電池シリコンウエハー受託加工、5〜10%値上げへ


ニュース その他製造 作成日:2008年7月9日_記事番号:T00008694

太陽電池シリコンウエハー受託加工、5〜10%値上げへ


 太陽電池用シリコンウエハーの受託生産メーカーは、原油高と電気料金の値上がりによるコスト増を理由に5~10%の値上げに動いていることが分かった。9日付電子時報が伝えた。

 太陽電池メーカー関係者は「最近発注量による値引き交渉が難しくなり、近く値上げを行うとの通知を受け取っている」と述べた。

 関係者によると、シリコン結晶の切断時に消費される石油や研磨パウダー、鋼線などが過去1年で大きく値上がりしている。結晶成長炉の大電力が必要で、台湾電力による7月と10月の電力料金値上げでコストが上昇し、加工費用への転嫁は避けられない情勢だ。

 シリコンウエハー業者のうち、、中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)と緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)は、長結晶とスライス結晶の値上げを検討しているという。受注契約のコスト変動条項による値上げ要求も視野に入れている。