ニュース 電子 作成日:2019年11月20日_記事番号:T00086967
香港経済日報などによると、米半導体メーカー、ダイオーズによる台湾パワーデバイスメーカーの敦南科技(ライトン・セミコンダクター)の買収案に関し、中国の業界関係者から、敦南科技子会社の昂宝電子(上海)が米企業傘下になることを警戒し、中国の独占禁止当局に慎重な審査を求める声が上がっている。当局が買収案からの昂宝の除外を求める可能性もあり、今後の障害となる恐れがある。20日付工商時報が報じた。
昂宝は、中国のパワーデバイス半導体設計企業として売上高首位。AC/DCチップの大部分を中国向けに出荷しており、同国の携帯電話充電器の多くで使用されている。
携帯電話業界の団体、手機中国聯盟の王艶輝秘書長は、昂宝のような優秀な半導体企業の育成は容易ではないと指摘。同聯盟は既に、政府各部門に対し、独占禁止や安全審査などの方式で、優秀企業をつなぎ留めるよう呼び掛けたと説明した。
一方、敦南科技の宋恭源董事長は先ごろ、同社の本業利益は長期低迷しており、昂宝などの投資事業が利益の多くを占めていると述べていた。
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