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京華城、18年間で累計損失130億元


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年11月20日_記事番号:T00086981

京華城、18年間で累計損失130億元

 今月末で18年間にわたる営業を終了する台北市松山区のショッピングセンター(SC)、京華城購物中心(リビング・モール)を運営する威京総部集団(コアパシフィック・グループ)の沈慶京主席は、20日付経済日報のインタビューで、京華城の累計損失額は130億台湾元(約460億円)と明らかにした。

 沈主席は、オープン初日に京華城の設計上の問題に気付き、まずいことになると分かっていたと明かした。京華城のフロア数はオープン当時、SCとして世界最多だったが、エレベーターの数が十分でなく、京華城が失敗した最大の要因になったという。また、各フロアの空間デザインにも不備があり、駐車場は顧客が自分の車を探しにくい設計で、変更したかったが、代償が大き過ぎるため諦めざるを得なかったと説明した。

 京華城は閉店に伴い、今月28日に謝恩会を開催する予定だ。

 京華城は業績不振を受けて昨年から売却入札を実施し、今年9月に同グループ傘下の中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)が落札した。2023年に19階建ての高級オフィス商業施設4棟に生まれ変わる予定だ。