ニュース 金融 作成日:2019年11月20日_記事番号:T00086982
洋上(オフショア)風力発電世界最大手のデンマーク企業、エルステッドの子会社、エルステッド・ウインド・パワーTWホールディングスは、台湾で台湾元建てグリーンボンド2本を発行した。発行規模は120億台湾元(約430億円)で、19日に店頭市場の証券櫃台買売中心(櫃買中心、TPEx)に上場された。20日付経済日報が伝えた。
台湾で外国企業が台湾元建てグリーンボンドを発行するのは初めてで、昨年11月末に外国企業による台湾元建て債券の分類管理制度がスタートして以来、専門板(専門投資家向け市場)で外国の発行体が台湾元建て債券を発行するのも初となる。
エルステッドのグリーンボンドは1号債が7年物で発行規模40億元、表面利率0.92%、2号債が15年物で発行規模80億元、表面利率1.5%。調達資金は全額を風力発電所の建設に充てる。
櫃買中心によると、エルステッドの起債により、上場グリーンボンドの発行規模は累計で973億元となった。今後は台湾電力(台電、TPC)、合作金庫商業銀行(TCB)などが発行を予定しており、年内に1,000億元の大台を超えそうだ。
今月12日にはエルステッドなどが出資する台湾初の商用オフショア風力発電所「海洋風電(フォルモサ1)」(苗栗県竹南鎮沖)が正式に運転を開始したばかりだ。同社は今後数年以内に台湾で3,800億元の投資を予定している。
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