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アジアのハイエンド製造拠点へ、三大政策で4年以内目標


ニュース その他製造 作成日:2019年11月25日_記事番号:T00087042

アジアのハイエンド製造拠点へ、三大政策で4年以内目標

 行政院の龔明鑫政務委員は22日、今後4年以内に台湾をアジアで最も重要なハイエンド製造・研究開発(R&D)拠点とするため、▽中小企業の台湾投資促進▽企業のR&D強化▽工業区・科学園区の用地確保──に注力する方針を示した。23日付工商時報が報じた。

/date/2019/11/25/08center_2.jpg龔政務委員(右)は、単なる受託生産にとどまらず、ソフトとハードウエアのトータルソリューション提供や、グリーンサプライチェーン構築で、国際競争力を向上すると表明した(22日=中央社)

 中小企業の台湾投資は、優遇融資枠を200億台湾元(約710億円)から、500億元以上に拡大する方針だ。近く行政院が決定する。統計によると、中小企業による優遇融資の申請は11月22日時点で329億元に上る。

 企業のR&D強化については、台商(海外で事業展開する台湾系企業)、外国企業との提携によるR&Dにも適用対象を拡大する他、補助金を増額する方向だ。

 工場用地は、南部科学工業園区(南科)の拡張や高雄市の橋頭科学園区の開発などで、2021年までに約600ヘクタールを確保できるとの見通しを示した。