ニュース 政治 作成日:2019年11月25日_記事番号:T00087056
オーストラリアの複数のメディアは23日、台湾で中国のスパイ活動に従事した男性が台湾での工作活動に関する情報をオーストラリアの情報機関に提供し、同国への亡命を希望していると伝えた。24日付蘋果日報などが報じた。
韓高雄市長(右3)は、国家安全局(国安局)などが徹底的に調査すべきと訴えた(24日=中央社)
シドニー・モーニング・ヘラルド紙などの報道によると、男性は27歳の王立強と名乗り、昨年の統一地方選で野党国民党の候補者を当選させるため、台湾で20社以上のメディアとインターネット会社を立ち上げ、2億米ドルでテレビ局から特定の時間枠を買い取って情報工作を行った。また、廟(びょう)に資金を提供し、信者を中国や香港へ旅行に行かせるなどの工作も進めた。最終的な狙いは蔡英文総統の再任を防ぐことだったという。米ニューヨーク・タイムズの報道によると、王氏は昨年の高雄市長選の際、総統選の国民党候補、韓国瑜高雄市長に対する280万米ドルの政治献金を集める支援も行ったと証言した。
総統府は同日、報道内容について調査を進めており、事実と判明すれば法に従って厳しく対処すると表明した。
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