ニュース 社会 作成日:2019年11月25日_記事番号:T00087058
花蓮県富里郷に住む82歳の日本人男性が36年にわたり台湾に不法滞在していたことが明らかになった。23日付聯合報が報じた。
移民署の職員は、日本人男性(前左)は日本語と簡単な英語の他、原住民の言葉を話し、外見などからは現地住民と区別が付かず、今まで誰にも気付かれなかったのではないかと指摘した(22日=中央社)
花蓮県政府警察局玉里分局によると、富里郷の山間部に身寄りのない高齢の男性が一人で暮らしているとの通報があり、身元を調べたところ、1983年に観光ビザで台湾に入境して以来、一度も出境していない日本人であることが明らかになった。
男性は「堀越」という姓を名乗り、宝石採掘のビジネスのために台湾に来たが、事業がうまくいかず、顧問を務めていた会社を離れた後、友人の女性に引き留められ、二人で富里郷の山間部で暮らすようになった。アルバイトで生計を立て、友人女性が2年前に亡くなってからは一人で暮らしていた。現在は日本の故郷に戻りたいと話しているという。
内政部移民署花蓮県専勤隊の陳文良副隊長は、パスポートから男性の戸籍登録地は静岡県伊東市であることが判明しており、日本台湾交流協会に親族への連絡と帰国支援を依頼したと説明した。不法滞在については最大1万台湾元(約3万5,700円)の罰金が科されるという。
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