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ノートPC受託4社、09年の生産能力1〜2割増


ニュース 電子 作成日:2008年7月9日_記事番号:T00008706

ノートPC受託4社、09年の生産能力1〜2割増

 
 広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)、緯創資通(ウィストロン)、英業達(インベンテック)のノート型パソコン(ノートPC)受託生産大手4社の、2009年の合計生産能力は1億5,000万~1億6,000万台と、現在よりも1~2割拡大する見通しだ。9日付蘋果日報が報じた。
 
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 最大手の広達は、友達に売却した広輝電子(クアンタ・ディスプレイ)の上海松江工場を買い戻して拡張することで、今年末の段階で年産能力6,000万台となる。同社では、09年の受注に対応できるとしている。

 仁宝は年産1,000万台規模のベトナム工場を今第3四半期に着工し、来年下半期に生産を開始する。来年の生産規模は500万台の予定。全体では蘇州昆山工場の生産能力と合わせて、4,500万台を予定している。

 今年ノートPCの出荷成長率が最も高いのは英業達で70%。出荷台数は1,500万台以上となり、年末までに年産能力を2,000万台へと拡大する。また、上海浦東地区で建設中の5基目の工場の稼働後、年産能力は最大3,000万台になり、10年段階の受注に対応できるとしている。

 台湾の受託生産メーカーは、世界全体のノートPC受託生産市場の89%のシェアを握っており、来年は90%を超えるとみられる。