24日に投票が行われた香港の区議会議員選挙で民主派が圧勝したことに関連し、蔡英文総統は25日、台南市で記者団に対し、「香港が引き続き頑張って、民主主義の道を進むことを望む」とコメントした。蔡総統はフェイスブック（ＦＢ）にも「台湾と香港は孤独ではない」と書き込んだ。26日付自由時報が伝えた。
蔡総統（中）は25日、香港の人民が意見を表明した選挙結果は尊重されるべきだと語った（25日＝中央社）
総統府は選挙結果を「山のような民意」と形容し、「香港人民が自由と民主を求める絶対的意思を十分に表明したもので、総統府は台湾人民を代表し、強い感動と敬服、支持を伝えたい」との声明を出した。
大陸委員会（陸委会）は香港区議選の投票率が過去最高の71.2％に達したことや、過去５カ月にわたり激しい抗議活動が展開されたことに触れながら、「これほど困難な情勢下で、香港人は心を一つにして努力し、平和的に選挙を終え、手中の貴重な一票で香港人民が自由、民主主義、人権、法治という核心的価値を守っていくという強い決心を世の中に訴えた」と評した。
