ニュース 政治 作成日:2019年11月27日_記事番号:T00087104
「中国のスパイ」を自称する中国人男性、王立強氏が先ごろ、香港上場の中国創新投資(チャイナ・イノベーション・インベストメント)を通じ、台湾への浸透を図り、昨年の統一地方選に介入したなどと自ら暴露した問題で、台北地方検察署(地検)は26日、事情聴取した中国創新投資の向心・董事会主席兼行政総裁と妻の龔青董事を国家安全法違反の疑いで立件し、2人の出境を制限した。27日付自由時報が伝えた。
蔡清祥法務部長は、全て法律に基づいて進めているとのみコメントした(26日=中央社)
台北地検は今後、2人の銀行口座の分析や台湾で会った人物などについて、追跡捜査を進める方針だ。2人は近年毎月のように訪台していたが、投資機会を探るため、財界関係者と会っていたなどと説明。スパイ組織を構築した疑いや王氏に対する面識は否定しているという。
一方、オーストラリア警察は26日、王氏に対する事情聴取を開始したことを明らかにした。中国の情報当局がオーストラリアの政治に介入しようとしたとする王氏の主張について事情を聴く方針だ。
台湾政府は既にオーストラリアに係官を派遣しており、今後現地当局とタイムリーに必要な協力を進める方針だ。台北地検は王氏がオーストラリアに亡命を求めていることから、向氏夫婦または中国創新による犯罪の証拠を持ち合わせているのではないかとみている。オーストラリア政府は台湾に友好的であり、法務部は公式ルートで司法相互協力を求めることも検討している。
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