ニュース 社会 作成日:2019年12月2日_記事番号:T00087190
自動車やバイクが歩行者に接触する事故(交差点での事故を除く)の統計データを基に、台北医学大学傷害防治学研究所の白志偉副教授が率いる研究チームが行った調査によると、台湾で2011~16年に起きた接触事故に遭った歩行者1万4,382人のうち、74.7%に当たる1万749人が自動車やバイクの進行方向と同じ右側を通行していたことが明らかになった。接触事故で死亡した歩行者199人のうち右側を通行していたのは164人で、全体の82.4%を占めた。2日付蘋果日報が報じた。
同研究チームは、自動車やバイクの進行方向と同じ側を歩いて接触事故に遭い、死亡するリスクは反対側を歩く場合の2.21倍になると結論付けた。
白副教授は、台湾には歩行者が道路のいずれの側を通行すべきか定めた法律がなく、自動車やバイクと同じ右側を歩く人が多いと指摘。ただ、歩行者が自動車やバイクの進行方向の逆向きに歩くと接触事故を減らせることは海外の研究で明らかになっており、台湾では歩道のない路地も多いため、政府は歩行者の左側通行をより強く呼び掛けるか、法律で義務付けるべきだと訴えた。
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