ニュース 電子 作成日:2019年12月6日_記事番号:T00087272
受動部品大手、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)では現在、生産ライン稼働率が80%を超え、第3四半期の50~60%から急上昇している。積層セラミックコンデンサー(MLCC)の供給逼迫(ひっぱく)により、同製品の緊急受注が急増し、在庫水準が大幅に低下していることが要因だ。6日付経済日報が報じた。
MLCCの供給逼迫は、世界最大手の村田製作所が車載用に注力し、コンシューマー・エレクトロニクス向けの供給量が減少したことや、米中貿易戦争の影響を懸念する台湾メーカーが稼働率の調整に慎重になっていたことが理由とされる。一方、最近は末端市場における需要が予想を上回る状況となっており、MLCCメーカーに緊急受注が相次いでいる。
こうした中、台湾の業界最大手、国巨(ヤゲオ)は急激な受注増に対応するため、先ごろ中国工場で約1,000人の人材募集を発表した。既存の従業員に奨励金を支給して新規人材の確保に努めるなど、MLCCメーカーにとって稼働率の引き上げが喫緊の課題となっているようだ。
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