ニュース 金融 作成日:2019年12月6日_記事番号:T00087279
中国のエネルギー企業、上海国儲能源集団に対する4億米ドルの協調融資で償還がストップし、融資に加わっている台湾の銀行11行が来年1月にも貸倒引当金や損失の計上を迫られる見通しとなっている。台湾の銀行によるエクスポージャーは約50億台湾元(約180億円)とされる。6日付経済日報が伝えた。
上海国儲による債務償還は2カ月ストップしているという。今回の協調融資は欧州系の銀行を幹事とし、台湾の銀行を含む23行が参加している。これまでに償還されたのは融資額の1割にとどまっている。
台湾の参加銀行は民間銀行が6行、政府系銀行が5行で、融資額は1,000万米ドル余りから3,000万米ドル以上までさまざまだ。
上海国儲の大株主には当初、石油大手の中国石油天然気集団(CNPC)が名を連ねていたが、最近になって外れたことも分かった。当初の優良融資案件が高リスク案件に転落した格好だ。
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