鴻海科技集団（フォックスコン）が参画する中国山東省の済南富能半導体が先週４日、工場棟の頂上部分の完成を祝う式典を行った。同プロジェクトには済南産業発展投資集団、済南高新控股集団、鴻海傘下の富士康科技集団が参加しているが、鴻海は出資比率は高くないと説明した。８日付経済日報が現地メディア「済南網」の報道を基に伝えた。
済南富能半導体の第１段階の投資額は60億人民元（約924億円）で、月産能力10万枚の８インチウエハー工場２基と、月産能力５万枚の12インチウエハー工場１基を建設する。また、月産能力３万枚のシリコンベースパワーデバイス８インチ工場と、月産能力1,000枚の炭化ケイ素（ＳｉＣ）パワーデバイス６インチ工場も建設する。2020年末に量産開始、22年のフル生産後は売上高20億人民元、利益７億人民元が目標だ。
