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セルシードとメタテック、細胞シートで合弁会社


ニュース 医薬 作成日:2019年12月9日_記事番号:T00087306

セルシードとメタテック、細胞シートで合弁会社

 日本のバイオベンチャー、セルシード(本社・東京都江東区、橋本せつ子社長)とバイオテクノロジーの三顧(メタテック)は6日、新会社、日生細胞生技(アップ・セル・バイオメディック)を共同で設立すると発表した。「細胞シート」技術のライセンスビジネスを展開する。台湾の細胞治療分野に日本企業が出資したのは初のケースだ。7日付工商時報が報じた。

 日生細胞の資本金は1億3,000万台湾元(約4億6,000万円)で、研究開発(R&D)したさまざまな細胞シートの臨床応用に取り組む。まずは上腕神経叢および脊椎損傷手術における神経細胞シートのアプリケーションを共同開発する。 

 セルシードは2年前にメタテックに食道がん、膝軟骨の細胞シート技術を授権するなど、協力を進めてきた。

 胡立三メタテック董事長は、日生細胞は初期は末梢(まっしょう)神経系を対象に、長期的には中枢神経系の細胞シートの開発に取り組みたいと述べた。セルシードの橋本社長は、将来は台湾以外のアジア地域にも展開し、市場の潜在需要に応えたいと抱負を語った。