ニュース 医薬 作成日:2019年12月12日_記事番号:T00087383
台北市立聯合医院で外来診療件数の削減規定を回避するため、不正な帳簿処理とみられる手法が取られていたことが判明し、衛生福利部中央健康保険署(衛福部健保署)が診療費用の給付を5,500万台湾元(約2億円)カットしていたことが、蘋果日報に寄せられた市民からの情報で分かった。同紙が12日伝えた。
台北市立聯合医院の黄遵誠副総院長は、診療費を病院側で負担したのみであり、不正帳簿処理との指摘は行き過ぎと反論した(11日=中央社)
健保署は昨年7月から総合病院で混雑緩和に向け、外来診療件数を毎年2%削減する政策を導入。目標値を達成できなかった場合には、超過分の診療費用を支給しない対応を取っている。
健保署によると、聯合医院では今年1~3月に「診療費ゼロ」の診療件数が3万2,000件もあり、一方で通常は500件程度だった検査費用記録が3万件以上に激増していた。外来診療件数は診療費の請求件数に基づいているため、病院側は外来診療件数の削減規定を回避するため、費用の付け替えを行っていたとみられる。不正は4~6月も続いていたことが分かっており、現在金額の算出を進めている。
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