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SASが兆遠工場取得へ、半導体材料を生産【図】


ニュース 電子 作成日:2019年12月13日_記事番号:T00087399

SASが兆遠工場取得へ、半導体材料を生産【図】

 シリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)は12日、サファイア基板メーカーの兆遠科技(クリスタルワイズ・テクノロジー、CWT)が新竹科学園区(竹科)竹南科学園区(苗栗県竹南鎮)に保有する工場と設備を9億300万台湾元(約32億8,000万円)で取得することを董事会で決定した。13日付工商時報が報じた。

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 SASの簡明輝・公司治理主管(企業統治責任者)は、太陽電池産業の経営環境が厳しくなっているため、同工場では半導体材料を生産する予定と明らかにした。同工場はクリーンルームを有し、SASの既存拠点に近いので管理もしやすいという。

 SASは事業転換を進めている。同社が約30.9%出資する半導体製造向け特殊化学品メーカーの台湾特品化学(台特化、TSC)は今年、台湾積体電路製造(TSMC)のサプライチェーン入りを果たした。来年TSMC向けの出荷が拡大し、SASの収益に貢献すると見込まれている。