ニュース 電子 作成日:2019年12月13日_記事番号:T00087401
ネットワーク機器メーカー、明泰科技(アルファ・ネットワークス)は、仲琦科技(ハイトロン・テクノロジーズ)が実施する第三者割当増資を引き受けると同時に、同社に対する株式公開買い付け(TOB)を実施し、最大でハイトロンの株式60.8%を取得し、同社を傘下に収める。株式の取得費用は48億1,100万台湾元(約170億円)を見込む。13日付経済日報などが伝えた。
ハイトロンは12日、董事会でアルファを「戦略的株主」として迎え入れることを決議。アルファは1株16.11元でハイトロンの増資を引き受け、同社の株式30.4%を取得した上で、1株32元でTOBを実施し、最大で30.4%の株式を追加取得することを決議した。双方の董事会による決議を経ており、友好的TOBとなる。
ハイトロンはケーブルネットワーク関連が主力なのに対し、アルファは▽イーサーネットスイッチ▽モバイル通信▽ブロードバンド──などが主力で、ケーブルネットワーク技術には参入していない。双方は商品群を相互補完し、事業規模の拡大を目指す。
TOBは12月17日から2020年1月6日まで実施される。
ただ、同業の中磊電子(サーコム)も昨年以降、ハイトロンの株式を取得しており、サーコムの今後の対応にも注目が集まる。
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