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作成日:2008年7月10日_記事番号:T00008741
創意電子、年内に45ナノ採用ICの設計を完成
台湾積体電路製造(TSMC)傘下のIC設計メーカー、創意電子(グローバル・ユニチップ)は下半期、TSMCと共同で40~45ナノメートル製造プロセス採用のIC設計10件を相次いでテープアウトする予定だ。10日付工商時報が伝えた。
同社はまた、TSMCの32ナノプロセス導入スケジュールに合わせ、32ナノチップの試産を年末までに終える計画で、来年からは同レベルのICを受託設計する能力を獲得することになる。
TSMCの提唱する半導体の設計から封止・検査に至るまで一貫したサービス、「オープン・イノベーション・プラットフォーム(OIP)」の中核を担うとされる創意は近年、90ナノおよび65ナノプロセスの設計受注を大幅に増やしており、同社が設計した65ナノプロセス採用ASIC(特定用途向けIC)は、第2四半期からTSMCの12インチウエハー工場で量産されている。
同社は6月の売上高が、単月で過去最高の7億8,200万台湾元(約27億5,000万円)に達した。第2四半期の売上高は前期比4.6%増の22億8,500万元で、第3四半期は前期比10~15%増、第4四半期は30億元に達する可能性もあると予想されている。