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ファウンドリー、Q3受注に陰り


ニュース 電子 作成日:2008年7月10日_記事番号:T00008744

ファウンドリー、Q3受注に陰り


 域内のファウンドリー各社は、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題や石油価格高騰の影響を受け末端市場で消費が冷え込み、例年ハイシーズンとなる第3四半期の受注が、第2四半期と同等もしくは小幅成長にとどまる見通しだ。10日付工商時報を伝えた。

 台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)は第2四半期半ばから受注が急増し、第3四半期の8インチラインの稼働率は90%以上と予測されていた。しかし、6月末から需要に陰りが見え始め、LCDドライバICや有線ネットワーク、携帯電話用ベースバンド、デジタルテレビ向けチップなど各メーカーからの受注は、当初の予測より約5~10%減少する見通しだ。6インチおよび8インチの出荷量は第2四半期と同等で、ライン稼働率は80~85%と予想される。

 無線ネットワークチップや第3世代(3G)携帯電話向けチップ、グラフィックチップの受注は依然好調で、TSMCとUMCの12インチラインはフル稼働状態が続く。
 テスティングメーカーもまた、7月の受注量は6月と同等で、第3四半期も第2四半期と同等もしくは小幅増にとどまる見通しだ。