ニュース 運輸 作成日:2019年12月16日_記事番号:T00087441
林佳龍交通部長は14日、遠東航空(ファーイースタン航空)が12日に突然全路線の運航を停止し、翌13日に張綱維同社董事長が一転、資金繰りにめどがついたため事業を継続すると表明したことについて、「同社の運航再開は非常に困難」と厳しい認識を示した。15日付蘋果日報が報じた。
台北地方検察署(地検)による事情聴取を終えた張董事長。同社は事業免許取り消し処分を行わないこと、および早期運航再開を希望する意見陳述書を民航局に提出した(13日=中央社)
林交通部長は「安全問題の解決など考慮すべき問題が多い。同社は財務問題を抱えているが、損害を与えた旅行会社と旅客に誠意をもって対応しなければならない」と指摘した。
林交通部長はまた、今回の事態を通じて同社が人治に依存した、コーポレートガバナンス(企業統治)に問題のある企業であることが分かったと述べた上で、張董事長が個人的な気分を理由に携帯電話を不通にし、会社を制御不能に陥れたことは許されないと指弾。遠東航空はこうした問題への説明と解決にまず取り組まなければならず、運航再開は交通部民用航空局(民航局)が専門的な見地から判断するが、判断基準を甘くすることはあり得ないと語った。
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