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台南企業、中国販売事業から撤退


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年12月17日_記事番号:T00087459

台南企業、中国販売事業から撤退

 アパレル受託生産・販売の台南企業は16日、中国子会社の冠嘉(上海)服飾が代理店を手掛ける韓国高級婦人服ブランド「ボイス・オブ・ボイシーズ(Vov)」の代理店契約が、期限満了を待たず終了したと発表した。中国市場での競争激化を受けたもので、台南企業は中国での小売り事業から全面撤退し、ひとまず台湾での事業に注力することになる。17日付工商時報が報じた。

 同社はVovを電子商取引(EC)店舗を含む35店展開していた。証券会社は、Vovは赤字が続いており、台南企業は第4四半期に投資損失5,063万台湾元(約1億8,400万円)を一括計上するとの見通しを示した。同社は11月にも男性服の自社ブランド、湯尼威爾(トニーウエア)を処分している。

 台南企業の洪醒甫総経理は先ごろ、来年は業務拡大と財務改善のための増資を検討している他、台湾の販売業者と合弁会社を設立し、代理販売を手掛けるスポーツ用品のFILAを含む、多ブランドでの運動靴市場攻略を目指すと説明した。FILAは現在台湾で97店を展開しており、来年には100店を超える見通しだ。