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作成日:2008年7月10日_記事番号:T00008746
パネル大手4社、「Q3悲観せず」
友達光電(AUO)、奇美電子(CMO)、中華映管(CPT)、瀚宇彩晶(ハンスター)の台湾パネル大手4社は9日、第3四半期のパネル市場を悲観していないとの見解を示した。在庫管理を厳密に行い、在庫量が一定の水準を超過した際は生産能力利用率を引き下げることで、健全な状態を保てるとしている。10日付経済日報が報じた。
友達の彭双浪執行副総経理は、第3四半期の需要は悪くなく、ブランドメーカーも下半期をそれほど悲観していないと語った。先月の端午節の際、パネルモジュール部門で3日間の休暇を取り、中小型パネルで生産能力利用率を引き下げたもようだ。大型パネルは生産能力がフル稼働状態とみられ、これまで減産していないという。
奇美電の郭振隆業務副総経理は、生産能力利用率の引き下げはパネルモジュールが中心だが、中小型ではパネル、パネルモジュール共に引き下げたと語る。
華映の邱創儀総経理は、減産について、現在社内で検討していると語った。
彩晶の周志豪副総経理は、自社ブランドの比率を高めることで需要減に対応しているが、まだ減産には踏み切っていないと説明した。
信用格付け機関の中華信用評等は9日、友達と奇美電の信用評価を第3~4四半期に、彩晶と華映は今後1年以内に「ポジティブ」とする可能性が高いとの見方を示した。