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恋愛絡みの殺人・暴行事件、2日に1件発生


ニュース 社会 作成日:2008年7月11日_記事番号:T00008751

恋愛絡みの殺人・暴行事件、2日に1件発生


 現代婦女基金会が10日に発表した統計によると、07年1月~08年6月末の1年半の間に発生した、恋愛関係のもつれによる殺人・暴行事件は264件で、36人が死亡した。事件発生率は2日に1件の割合で、毎月少なくとも3件の殺人未遂・致死事件が発生していることになる。

 事件の導火線となるのは、「相手から別れを切り出されたこと」が65%と圧倒的に多く、「相手に新しい恋人ができたこと」や「口論」は10%。加害者と被害者の関係は「恋人」が45%、「元恋人」が43%、「同棲者」と「元同棲者」が5%で、被害者の9割は女性だ。

 同基金会ではこのような悲劇をなくそうと、カップルが上手に別れるための「別れの四部曲」を提案している。

 第1ステップは「相手の特徴」で、相手の人格や性格に欠陥がないかどうかを確認することだ。衝動的な性格や、暴力で問題を解決しようとする傾向がある場合は「危険な恋人」となる可能性がある。

 第2ステップは「予行演習」。相手の性格や交際期間などから相手の反応を想定した上で、切り出し方や話し方を下準備して、完ぺきな予行演習をした上で別れ話に臨む。

 第3ステップは「シーン設定」。別れ話をする場所や時間の設定は慎重に行い、昼間、公の明るい場所で、近くに他人がいてしかも干渉されないシーンがベストだ。友人に近くで待機していてもらうのもよい。

 第4ステップは「安全」。別れた後は双方が冷静になれる空白期間を持つことだ。相手が別れてからもしつこく付きまとう場合は警察に通報し、単独での外出は避けるようして身を守る。