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玉山金控、モルガン・スタンレーが大株主に


ニュース 金融 作成日:2008年7月11日_記事番号:T00008758

玉山金控、モルガン・スタンレーが大株主に

 
 玉山金融控股は10日、2億米ドルの無担保転換社債を発行し、これに米モルガン・スタンレーが出資を行い戦略的提携関係を結ぶと発表した。玉山金控の黄男州策略長によると、モルガン・スタンレーが今後転換社債をすべて株式に転換すれば、持ち株率は9.5~10%となり、同社の外資持ち株比率が50%を突破する。11日付経済日報が報じた。

 黄策略長によると、株式転換は2段階に分けて行われ、第一段階は1カ月後に持ち株率3%に当たる4,620万米ドルの転換を行う。転換価額は、きのう(10日)の株価を基にするとプレミアム率1%の16.16台湾元(約57円)。二段階目1億5,380万米ドル分の転換時期はモルガン・スタンレー側が決め、転換価額は19元でプレミアム率18.75%に上る。

 間もなく同社総経理に就任する黄策略長は、「ロックアップ期間は10年を予定しており、その間にモルガン・スタンレーからコーポレートガバナンス、リスクマネジメント、財務管理などの技術を吸収したい」との考えを語った。また、モルガン・スタンレーは中国に100%子会社の投資銀行を設立しており、黄策略長は、「機が熟せば、当社も資本参加する可能性を排除しない」と発言した。