遠百信義A13、プレオープン


ニュース 商業・サービス 作成日:2019年12月25日

遠百信義A13、プレオープン

記事番号:T00087596

 遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の百貨店大手、遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)の新店舗「遠百信義A13」がきょう25日、台北市の信義計画区A13区画でプレオープンした。正式オープンは来年1月中旬の予定。信義計画区の百貨店としては15店目と密集化が進む中、大稲埕などの老街(昔ながらの古い街並み)を再現した階層や、テナントで購入した商品をまとめて受け取れるサービスなど、特色をアピールして顧客獲得を目指す。同日付工商時報などが報じた。

/date/2019/12/25/11feds1_2.jpg遠東百貨の徐雪芳総経理は、同店ではスマート化を推進しているが、ターゲットは特定の顧客層に限らないと説明した(24日=中央社)

 遠百信義A13は地上14階、地下5階建てで、営業面積1万3,000坪。4階のガラス張りで高さ11メートルの空間には、老街の2階建ての建物を再現し、天井から天灯(ランタン)を模した照明をつるしたエリアを設けた。飲食店の▽担仔麺(タンツーメン)「度小月」▽台湾料理「福来許食堂」▽四川料理「四川呉抄手」▽タピオカミルクティー「春水堂」──などが出店している。信義計画区の他の百貨店では見られない台湾色を打ち出すことで、海外観光客の来店につなげる考えだ。

 また、スマートリテール機能を強化し、遠東百貨のアプリを通じて、館内のテナントで購入した商品を地下2階の専用カウンターでまとめて受け取れるサービス「スマートピック」を信義計画区の百貨店として初めて導入した。消費者はアプリから受取時間を指定でき、1時間前にはアラームが通知される。会計1回当たりの購入額が10万台湾元(約36万円)を超える場合や、ブランド品、食品など一部の商品は対象外となる。

 また、1階と4階、4階と7階、7階と10階を直接結ぶ快速エスカレーターを設置して、館内移動を便利にした。

約300テナントが入居

 遠百信義A13のテナント数は約300店で、物販が7割、飲食店やスーパーマーケット、レジャー施設が3割を占める。物販では、ソニーの台湾最大の直営店や、台湾初進出となるブロック玩具大手レゴの公認販売店「LCS」が入居。6月にオープンしたアップル直営店、アップルストアの台湾初の路面店も同店テナントに含まれる。

/date/2019/12/25/11feds2_2.jpg遠百信義A13。現代的な外観の中に昔懐かしい街並みを再現するなど、独自の工夫で人気獲得を狙う(24日=中央社)

 10~13階には、シネマコンプレックス(シネコン)大手、威秀影城(VIESHOW CINEMAS)の新最高級ブランド「MUVIE CINEMAS」が入った。映画を見終わった客をターゲットとして、14階のカジュアルアメリカンダイニング&スポーツバー「HOOTERS(フーターズ)」などが並ぶ飲食店フロアは深夜2時まで営業する。

 飲食店ではこの他、小籠包(ショーロンポー)の有名チェーン「鼎泰豊(ディンタイフォン)」が1~2階に入居。信義計画区では3店舗目の出店だ。▽日本料理ビュッフェ「旭集(サンライズ)」▽ベーカリー「呉宝春麦方店」▽北欧スタイルカフェ「Fika Fika Cafe」──なども入居した。

百貨店15店、売上高600億

 信義計画区の百貨店の密集度は世界最高となっている。遠百信義A13のオープンによって同地区の百貨店15店の売上高は計600億元へと、現在の500億元余りから拡大する見通しだ。