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メディアテック5Gチップ、2製品目20年Q1量産へ【表】


ニュース 電子 作成日:2019年12月26日_記事番号:T00087616

メディアテック5Gチップ、2製品目20年Q1量産へ【表】

 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)は25日、同社2製品目、ミドル~ハイエンドの第5世代移動通信(5G)対応システム・オン・チップ(SoC)「天璣(Dimensity)800」を来年第1四半期に量産し、第2四半期に顧客が「天璣800」搭載のスマートフォンを発売すると表明した。台湾積体電路製造(TSMC)が7ナノメートル製造プロセスで生産する。26日付工商時報などが報じた。

/date/2019/12/26/01mediatek_2.jpg「天璣」シリーズは当初5Gのサブ6ギガヘルツ(GHz)帯に対応するが、李総経理(左2)は5Gのミリ波(mmWave)帯対応チップも準備しており、来年下半期に量産、来年末にも搭載製品が発売されると語った(25日=中央社)

 李宗霖メディアテック無線通信事業部総経理は、「天璣800」が5Gスマホの急速な普及を支えると指摘した。製品の詳細は来年1月に発表する。価格は50米ドル余りと、同社初の5GSoC「天璣1000」の70~80米ドルよりコストメリットがあるようだ。

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 サプライヤーによると、メディアテックの「天璣800」と「天璣1000」は▽サムスン電子▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)▽OPPO広東移動通信▽維沃移動通信(vivo)▽小米集団(シャオミ)──から受注しており、12月に量産を開始した。来年上半期の受注見通しが立っている。