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台鋼集団、20年設備投資30億元


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年12月26日_記事番号:T00087622

台鋼集団、20年設備投資30億元

 台湾3位の鉄鋼グループ、台湾鋼鉄集団(台鋼集団、台湾スチールグループ)傘下の▽ねじ大手の春雨工廠▽特殊鋼大手の栄剛材料科技(グロリア・マテリアル・テクノロジー、GMTC)▽鉄筋加工大手の沛波鋼鉄(TMPスチール)──は来年、3社合わせて30億台湾元(約109億円)の設備投資を計画している。グループ全体の鉄鋼事業で少なくとも10%の増収を見込む。26日付経済日報が報じた。

 米中貿易戦争で中国向け輸出に影響が出る中でも、春雨工廠は広東省韶関市での大型金物類の新たな生産ライン設置に1億6,000万人民元(約25億円)を投じる。小型金物類の生産は広東省東莞市にとどめる。

 沛波鋼鉄は5億元を投じて彰化県の彰化浜海工業区(彰浜工業区)に工場を新設する計画で、来年下半期の量産開始を予定する。月産能力は1万5,000トンだ。GMTCは、建設中の50トン電気炉が来年第4四半期に稼働する予定だ。

 台鋼集団は現在、上場・店頭公開企業8社を傘下に抱え、グループ全体の年間売上高は300億元を超える。