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アウディ、太古集団から代理権回収か


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年7月11日_記事番号:T00008770

アウディ、太古集団から代理権回収か

 
 ドイツのアウディが台湾に支社を設立し、直接経営を行うことを決定したもようだ。台湾でアウディ代理販売権を持つ利奔国際の母集団、太古汽車集団は、利奔国際の幹部を通じ、新会社への出資とフォルクスワーゲン車の代理販売権の維持についてアウディ側と交渉を行っているもようだ。

 アウディは今月下旬に台湾における経営戦略について重大な発表を行うとされており、利奔国際前総裁の陳炳栄氏を台湾支社総裁に据えるとの観測が出ている。ただ陳氏はこの観測を否定している。台湾支社の運営が順調に行けばアウディの親会社、フォルクスワーゲン・グループ(VAG)は、太古集団の持つフォルクスワーゲン代理権も回収し、同支社の下に経営を統合する可能性もあるとみられる。

 アウディと太古集団は、現在利奔国際が抱える在庫車両や部品、営業およびサービス人員、7カ所の直営店の移転などの問題について合意に達していないとされる。利奔國際の幹部は、できるだけ打撃が小さくなるよう、太古集団の譚炳楠総裁がVAG側と協議するとしている。11日付工商時報が報じた。