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サムスンが液晶パネル在庫削減、台湾企業に影響


ニュース 電子 作成日:2008年7月11日_記事番号:T00008775

サムスンが液晶パネル在庫削減、台湾企業に影響

 
 韓国のサムスン電子は、世界経済が今年下半期にかけさらに低迷する事態に備え、7月から各部門で在庫管理を強化し、液晶テレビ用パネルの在庫水準をこれまでの1.5カ月分から1カ月分に引き下げた。このため、納入業者の友達光電(AUO)や奇美電子(CMO)の業績にも影響が波及しそうだ。

 サムスン電子はこのほか、従来2~3カ月分を確保していた輸出用の携帯電話端末、テレビ、パソコンの在庫水準を大幅に削減し、携帯電話端末は1カ月以下、パソコンに関しては注文を受けた上で生産を行う方式に改めた。液晶ディスプレイやノートパソコン用の液晶パネルに関しては、液晶テレビ用よりも在庫周期がさらに短く設定される見通しだ。

 業界筋によると、友達は一部サイズの液晶パネルの納入量が削られ、奇美電も販促を目指していたモデルが採用されず、出荷量の拡大に失敗するなどの影響が出ているという。