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パネル大手2社、中小型を減産


ニュース 電子 作成日:2008年7月11日_記事番号:T00008777

パネル大手2社、中小型を減産

 
 友達光電(AUO)と奇美電子(CMO)が、中小型パネルの需要減と価格下落圧力に応じて、第3.5世代と第4世代工場の生産能力利用率を削減している。11日付工商時報が伝えた。
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 友達は5~6月、中小型パネルの出荷量が前月比それぞれ3~4%減少した。3.5世代工場4基の生産能力利用率は従来の100%から、現在70%まで低下した。3.5世代各工場では近く、年次保守作業が計画されており、従業員は交代で休暇を取る予定だ。

 奇美電は6月、中小型パネルの出荷量が前月比で34.7%減少した。同社の3.5世代工場2基と4世代工場は、同月からガラス基板の投入量を減らしている。

 減産の原因は中国の携帯電話市場の落ち込みやデジタルフォトフレームの需要低迷、およびパネル価格が第2四半期に5~10%値下がりし、特に中型の値下がり幅は24%に達したことが挙げられる。各社は、3.5世代と4世代工場は既に減価償却を終えており、減産による利益全体への影響は少ないとしている。