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PCBの泰鼎国際、第3工場建設へ


ニュース 電子 作成日:2020年1月9日_記事番号:T00087779

PCBの泰鼎国際、第3工場建設へ

 タイの台湾系プリント基板(PCB)メーカー、泰鼎国際(エイペックス・インターナショナル)は8日、第3工場の着工式典を行った。近く投資計画を董事会で正式決定する。背景には中国から東南アジアへの発注シフトが進む中、受注増加が見込まれることがある。9日付工商時報が伝えた。

 第3工場の建屋は2020年内に完成予定で、21年から設備の搬入やテストを行う。第3工場には今後3年間で30億~40億台湾元(約110億~150億円)の投資を見込んでおり、大半を銀行からの借り入れで賄うとされる。第3工場がフル稼働した場合、同社は東南アジアで最大のPCBメーカーとなる見通しだ。

 周瑞祥執行長は「発注シフトが徐々に進む中、生産能力が追い付かない事態を避けるため、工場建設を決めた」と述べた。

 王樹木董事長は「サプライチェーンに変化が生じ、組み立てメーカー、受託メーカーなどが相次いで中国の外に移転している。泰鼎はタイという最も優れた戦略的位置にある」と指摘した。