ニュース 政治 作成日:2020年1月12日_記事番号:T00087836
立法委員選挙では過去最多の19の政党が比例候補を立てた中、柯文哲台北市長が率いる台湾民衆党が比例代表で158万8,806票(得票率11.22%)を集め5議席を獲得し、立法院の第3党に浮上した。民進党の独走的な政権運営にチェック機能を働かせたい若年層の有権者が同党に投票した。柯氏は2024年の次回総統選への出馬を視野に「影の内閣(シャドーキャビネット)」の発足やシンクタンクの設立を計画している。
民衆党の集会では若者の姿が圧倒的に目立った(10日=中央社)
その他の小政党は、時代力量が比例代表で109万8,100票(得票率7.75%)を集め、3議席を獲得した。昨年、林昶佐(フレディ・リム)氏ら著名立法委員2人が離党する内紛劇に見舞われたものの、国家安全局(国安局)護衛官によるたばこ大量密輸事件の告発など、黄国昌立法委員の実績が高く評価された結果、前回より35万票の上積みにつながったとみられる。しかし、比例名簿4位の黄氏は落選した。
副総統候補を含めると5回目の総統選への出馬となった宋楚瑜氏率いる親民党は比例代表で51万8,921票(得票率3.66%)を獲得したが、議席獲得ラインの5%に届かず改選前の3議席を失った。結党直後の01年立法委員選では46議席の勢力を誇っていた(当時は定数225議席)。
台湾基進は初めて1議席を獲得した。台中市の第2選挙区(沙鹿、龍井、大肚、烏日、霧峰)で、同党のスポークスマン陳柏惟氏が国民党現職の顔寛恒氏を破った。同党は若者中心の独立色の強い政党で、主席の陳奕斉氏が12年に基進側翼として結党し19年に台湾基進と改名した。
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