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「長期政権ならば自然に中台統一」、国民党副主席が発言


ニュース 政治 作成日:2008年7月14日_記事番号:T00008784

「長期政権ならば自然に中台統一」、国民党副主席が発言

 
 関中国民党副主席は7月8日に中国湖北省武漢で開かれたフォーラムで、「国民党が長期政権の維持に成功すれば、両岸(中台)の統一は自然に成就する。これは国民党の心からの希望だ」と発言した。馬英九総統は就任演説で、「統一せず、独立せず、武力に訴えず」という対中基本姿勢を表明したが、側近による統一志向の発言は、国民党内にも多い台湾本土派の反発を招きそうだ。14日付自由時報が香港文滙報の報道として報じた。

 関副主席はまた、今後4年を中台関係にとって「鍵となる時期」と位置付けた上で、国民党の重要な任務として、脱中国化と台湾独立思想の影響力を中台関係に影響を与えない程度まで弱体化することを挙げ、「これには大陸(中国)側に協力が必要」と指摘した。

 この発言について王郁琦総統府報道官は、「関副主席の個人的見解で、総統府はコメントを控える」と語った。

 自由時報は発言について、「心からの本音であろうし、非常に参考になる。政権党が2,300万人民の同意を経ずして国家の前途を一方的に決めてよいのか?」と批判した。