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国民党で党名変更論、「中国色」を払しょく要求


ニュース 政治 作成日:2020年1月14日_記事番号:T00087883

国民党で党名変更論、「中国色」を払しょく要求

 野党・中国国民党では総統選と立法委員選の敗北を受け、「中国色」を払しょくするための党名変更論が所属議員から出始めている。14日付自由時報が伝えた。

 蔡育輝台南市議は「中国国民党の名称変更も不可能なことではない」と踏み込んで発言。所属議員の多くも党名変更の検討は可能との意見だ。

 党名変更論は過去にも政権交代時に浮上したことがあったが、議論のレベルには至らず、一種のタブーとして扱われてきた。

 しかし、「1992年の共通認識(92共識)」に基づき、中国との関係改善に重きを置く主張が今回の選挙で有権者に受け入れられなかったことで、国民党に付いて回る「中国色」を払しょくすべきとの議論が浮上するのは自然な流れだ。

 蔡育輝市議は「中国国民党が『中国』を取り去り、台湾を優先することができれば、さらに多くの人の賛同を得られ、選挙にも勝てる。党名変更は当然検討可能だ」と述べた。

 陳学聖立法委員は「民進党が党名に台湾を冠さなくても、皆が本土政党だと認識している。(中国という)二文字は重要とは言えず、重要なのは党の中身だ」と指摘した。