ニュース 電子 作成日:2020年1月17日_記事番号:T00087933
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の黄仁昭財務長は16日、今年の設備投資額は150億~160億米ドルと前年比0.6~7.4%増加し、過去最高になるとの見通しを示した。17日付工商時報などが報じた。
黄財務長は、設備投資額の8割を7ナノメートル、5ナノ、3ナノなどの先進製造プロセス、1割を先進パッケージング(封止)とフォトマスク関連、1割を特殊プロセスに充てると説明した。
TSMCが同日発表した昨年第4四半期の純利益は、前期比14.8%増、前年同期比16.1%増の1,160億3,500万台湾元(約4,270億円)で、四半期ベースの過去最高を更新した。昨年通年は前年比1.7%減の3,452億6,400万元で、過去2番目の水準だった。
黄財務長は、昨年第4四半期は▽ハイエンドスマートフォン▽第5世代移動通信(5G)▽高性能計算(HPC)──関連の需要が旺盛で、7ナノプロセスはフル稼働状態だったと説明。今年第1四半期は、5G対応スマホの出荷で恩恵を受けると予想した。
魏哲家総裁(左)は、今年の半導体市場は力強い成長が見込めると指摘した上で、世界のメモリーを除く半導体産業全体の前年比の成長幅は8%、ファウンドリーは17%との予測を示した。右は劉徳音(マーク・リュウ)董事長(16日=中央社)
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