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フードパンダ配達員、賃下げ抗議で業務拒否


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年1月17日_記事番号:T00087947

フードパンダ配達員、賃下げ抗議で業務拒否

 外食宅配代行サービス(フードデリバリーサービス)のfoodpanda(フードパンダ)が配達員に対する実質賃下げに抗議し、16日午前11時から午後5時まで、インターネット上での呼び掛けに応じ、集団で業務を拒否した。17日付蘋果日報などが伝えた。

/date/2020/01/17/11panda_2.jpg新北市で行われた抗議活動。会社側が要求を聞き入れなくとも、配達員側の不満を伝えたいとの思いで参加したとの声も聞かれた(16日=中央社)

 フードパンダは最近、配達報酬の計算方式を変更。配達単価を70台湾元(約260円)から60元に引き下げ、新たに件数達成ボーナス(200件達成で500元、400件達成で2,000元)を設けた。配達員らは、計算方式変更で月収が当初の8万~9万元から6万元余りにまで減少したケースもあるとして不満を募らせている。

 16日は台北市、新北市、台中市で一部配達員が集結し、抗議活動を行った。このうち、台北市内湖区には数十人が集まり、「一方的な賃下げ反対」などと抗議の声を上げた。

 フードパンダの労使調停は16日午後、台北市政府労働局で開かれた。従業員側の弁護士は詳細についての説明を避けつつも、「会社側からは誠意が示された」と述べ、2月17日に2回目の調停が行われることを明らかにした。