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長栄集団、がん医療に参入へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年7月14日_記事番号:T00008795

長栄集団、がん医療に参入へ


 長栄集団(エバーグリーン・グループ)の張栄発総裁は12日、3億米ドルを投じ、日本から重粒子放射線医療技術を導入し、台北県汐止市にがん治療専門の重粒子線研究所と付属病院を建設する方針を明らかにした。政府規制による制約がなければ、3年後にも診療を開始したい構えだ。13日付経済日報などが伝えた。
 張栄発基金会は今年2月に重粒子線医療研究院を設立済みで、日本の独立行政法人、放射線医療総合研究所(千葉市)とは協力関係にある。9月までに重粒子線専門の医療機関設立を申請する。研究所と病院の建設用地は汐止市にある長栄集団のコンテナヤードで、面積は約4万坪。

 張総裁は「日本は重粒子線研究で10年以上の経験があり、臨床実験にも成功している。胃がんと大腸がんに関しては研究中だが、脳、肺、肝臓のがんは治癒率が非常に高い」と述べ、期待感を示した。

 発表に同席した蕭万長副総統は「政府はがん医療を政策白書に盛り込み、4年以内にがんによる死亡率を10%抑制することが目標だ」と述べ、長栄集団の医療技術導入方針に支持を表明した。