ニュース 運輸 作成日:2020年1月17日_記事番号:T00087950
長栄集団(エバーグリーン・グループ)の張栄発総裁死去後、兄弟間で経営権争いが起きている問題で、グループの出資関係で中枢となる張栄発文教基金会の主導権を巡る争いが激化している。17日付工商時報が伝えた。
長栄集団の内紛が再び明るみに出た。張国明氏(左3)は帽子とマスクで顔を覆い、一言も発せず、発言は全て弁護士に任せた(16日=中央社)
張栄発氏の次男で文教基金会董事の張国明氏は16日、文教基金会の鍾徳美董事長が職権を乱用し、役員改選を遅らせているなどと批判する声明を弁護士経由で発表した。張国明氏は現在、三男の張国政氏と組んで、長男の張国華氏の勢力との経営権争いをエスカレートさせている。
張国明氏は今回、文教基金会が役員改選を遅らせ、鍾徳美氏が董事長の座に居座ろうとしているなどとし、文教基金会はグループの経営に口出しすべきではないと主張した。
張国明氏の動きは、文教基金会がグループ内の株式の持ち合いで重要な役割を果たしており、同基金会の主導権を握ることがグループの主導権掌握につながることによるものだ。文教基金会は長栄航空(エバー航空)、長栄海運(エバーグリーン・マリン)などグループの主要企業の大株主である長栄国際に28.86%を出資している。
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