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台塑石化、石油製品の内外価格差で利益拡大


ニュース 石油・化学 作成日:2008年7月14日_記事番号:T00008804

台塑石化、石油製品の内外価格差で利益拡大

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の利益が、石油製品の内外の価格差によって大きく膨らんでいる。6月の利益額は116億台湾元(約404億円)、第2四半期は270億元、上半期通期では368億元に達した。14日付経済日報が報じた。
 
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 市場関係者によると、台塑化は石油製品販売先の9割が海外だが、台湾域内は海外と比べ原油価格が1バレル30米ドル以上安く、ガソリンは1バレル10米ドル以上安い。このため、台塑化は海外との取引で莫大な利益を得ている。一方、製品の9割以上を域内に提供している台湾中油は内外価格差の恩恵を受けられず、上半期は400億元を超える赤字となった。
 
 台塑石化は現在、3棟のプラントの生産能力をフル活動させている。台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の6月の連結売上高は1,700億元に迫り、上半期の連結売上高は8,733億元で前年比60%以上増の過去最高を記録した。