ニュース 運輸 作成日:2020年2月3日_記事番号:T00088052
ベトナム当局は1日午後、肺炎などの症状をもたらす新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、台湾からの航空便乗り入れを中国・香港・マカオとともに禁止すると突然発表したが、台湾外交部などの働き掛けを受け、同日夜に一転して撤回した。この影響で飛行中の長栄航空(エバー航空)便が台湾に引き返した他、中華航空(チャイナエアライン)、星宇航空(スターラックス・エアラインズ)、ベトナム航空、ベトジェットエアなどの便にキャンセルや遅延が発生した。2日付自由時報などが報じた。
乗客からは「台湾が中国の一部分」とのベトナム政府の扱いに不満の声が聞かれた(1日=中央社)
禁止措置の原因は、世界保健機関(WHO)の提供する感染地域情報で台湾が中国の一部として扱われているためとみられている。
イタリアは依然禁止
イタリア当局は1月31日、台湾および中国・香港・マカオからの航空便の乗り入れを2月2日~4月28日の間、禁止すると関係航空各社に通知した。中華航空が週3便運航するローマ線が影響を受ける。エバー航空が2月28日に予定するミラノ線開設も不透明になった。台湾外交部は、イタリア政府の誤認による決定だとして撤回を働き掛けている。
呉釗燮外交部長は2日の国際記者会見で、イタリアの誤った決定はWHOの情報が原因だとして、台湾は中国の一部分でないと公に認めるよう訴えた(2日=中央社)
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