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《新型肺炎》中国人の台湾渡航制限拡大、広東・温州住民も入境拒否


ニュース 社会 作成日:2020年2月3日_記事番号:T00088058

《新型肺炎》中国人の台湾渡航制限拡大、広東・温州住民も入境拒否

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は、肺炎などの症状をもたらす新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、1月26日から実施している武漢市のある湖北省居住の中国人に対する台湾への入境禁止措置を、2日から広東省居住の中国人に、3日から浙江省温州市居住の中国人にも相次いで拡大した。同地域に滞在歴がある市民は、入境後、自宅などからの14日間の外出制限「居家検疫」が求められる。中央社電などが伝えた。

/date/2020/02/03/18threelinks_2.jpg馬祖の白沙と福建省黄岐を結ぶ小三通航路は乗客ゼロが続き、2日から半数に減便された(31日=中央社)

 この他の中国人に対しては1月26日、観光目的などでの入境許可申請の受け付けが停止され、許可取得者も渡航が制限された。渡航が認められる台湾人の中国籍配偶者や、▽投資経営管理▽ビジネス活動の履行▽多国籍企業の人事異動──目的の渡航では、入境後14日間の健康管理が求められる。中国人留学生の渡航は2月9日まで認められない。

 一方、台湾の離島の金門、馬祖、澎湖と中国を結ぶ海運航路「小三通」を利用する中国人への渡航許可発給は、1月26日から停止されている。利用者の大幅減を受け、金門と福建省アモイを結ぶ小三通航路は、2月1日から1日8便へと、従来の平日36便、休日40便から大幅減便された。