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資策会、中華電信と合弁会社設立へ


ニュース 電子 作成日:2008年7月14日_記事番号:T00008807

資策会、中華電信と合弁会社設立へ

 
 14日付工商時報によると、財団法人資訊工業策進会(資策会)は、資訊工程研究所(資工所)を独立させ、中華電信と合弁で新会社を設立するもようだ。双方は共同でICT(情報・通信に関連する技術の総称)事業での展開を進める計画で、今後、政府プロジェクトや国際企業のシステム統合などに商機を求めたい考えだ。

 資策会の柯志昇執行長によると、資策会は昨年末の董事会で資工所を独立させた。同研究所に戦略的投資家の出資を呼び込むべく、現在多くの業者と交渉しており、1~2カ月で出資者が確定するとしている。資策会内部関係者によると、中華電信は出資に確実な意欲を見せているという。

 当初資策会の計画では、新会社の資本金は5億台湾元(約17億4,000万円)以上で、さらにもう1社と協力して合弁を行う予定だった。しかし再検討の結果、中華電信が初期段階で約2億元を出資して40%以上の持ち株率とし、その後50%以上まで高める計画に変更されたとされる。資策会は25%の持ち株率を維持するとみられる。

 中華電信の謝剣平財務長はこの件について13日、「同社のICT産業における発展は既定路線であり、現在積極的に検討中」とコメントしている。