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豊興鋼鉄、鉄筋価格300元引き下げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2020年2月4日_記事番号:T00088097

豊興鋼鉄、鉄筋価格300元引き下げ

 電炉メーカー大手の豊興鋼鉄は3日、台湾域内向けの鉄筋販売価格を1トン当たり1万5,300台湾元(約5万5,000円)へと300元、約1.92%引き下げた。今年に入り3回連続の値下げだ。4日付工商時報が報じた。

 豊興は値下げについて、原料の鉄スクラップの国際価格が下落したためで、中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染拡大とは関係ないと説明した。1日には鉄スクラップ買い取り価格を1トン当たり7,000元へと、300元引き下げていた。一方、形鋼の販売価格は2万900元を維持した。

 鉄筋業者は今後について、春節(旧正月、2020年は1月25日)が明けて多くの現場で工事が再開すれば鉄筋の需要が増加し、かつ原料の鉄スクラップの国際価格が底打ちすれば、市況は好転すると予想した。

 ステンレス大手の唐栄鉄工廠は3日、300系の熱延、冷延ステンレス製品の域内価格を1トン当たり2,500元引き下げた。輸出価格は40米ドル引き下げた。