６直轄市の市政府地政局が３日発表した１月の建物売買移転件数（売買による建物の所有権移転登記件数）は計１万5,500件で前月比30.5％減、前年同月比21.6％減だった。業界関係者は、１月は春節（旧正月、2020年は１月25日）連休があり、営業日が少なかったためと分析した。４日付工商時報が報じた。
各市の１月建物売買移転件数は、▽台北市、1,915件（前月比24.3％減、前年同月比16.5％減）▽新北市、3,952件（前月比31.3％減、前年同月比18.9％減）▽桃園市、2,970件（前月比33.5％減、前年同月比3.9％減）▽台中市、2,821件（前月比36.2％減、前年同月比26.5％減）▽台南市、1,554件（前月比25.5％減、前年同月比27.7％減）▽高雄市、2,288件（前月比25.1％減、前年同月比35％減）──。
不動産仲介サイト最大手、吉家網不動産（ギガハウス）の李同栄董事長は、新型コロナウイルス感染が１カ月以内に制御できれば、住宅市場の取引量が縮小するだけで済むが、もし感染拡大が続けば、住宅価格は上昇から下落に転じると予測した。
