市場観測によると、ＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）の大口顧客でスマートフォン中国２位のＯＰＰＯ広東移動通信がスマホ用チップの自社開発に乗り出しており、メディアテックの朱尚祖・前共同営運長（ＣＯＯ）がＯＰＰＯの開発顧問に就任した。ＯＰＰＯはメディアテックの李宗霖・無線通信事業部総経理などの引き抜きも狙っているようだ。メディアテックはノーコメントとした。５日付経済日報が報じた。
メディアテックは第５世代移動通信（５Ｇ）対応チップの開発で多くの人材を必要としている時期だ。観測が事実の場合、メディアテックのチップ開発やＯＰＰＯからの受注への影響が懸念される。
朱氏は2015年11月にメディアテックの共同営運長に昇任したが、その後の業績悪化を受け、17年８月に退職、同年11月に中国スマホ大手、小米集団（シャオミ）の産業投資部パートナーに就任していた。
